
ボーイスカウト熊本第25団の目標
ボーイスカウト熊本第25団、独自の目標は、「生活に密着
した活動」です。
どう言う事か、説明しますと、実は私もスカウトOBなのです
が、たとえば、最近、災害が多いですよね。
台風、地震、津波もろもろです。すると電気、ガス、水道等
の、ライフラインがダメになります。住宅も壊れて、住めなくなる
かもしれません。すごく、困りますよね。
一言で言って、「スカウトは災害に強い。」んです。いつも、ス
カウトのみんなは、言っています。「災害になっても、家族と自
分を、ある程度以上、守れる自信がある。」と。
自慢になりますが、もし避難所で、スカウトとOBが何人かい
たら、すごくみなさんの役に立つでしょう。
もし、子供さんがスカウトなら、多少の災害も、安心です。ち
ゃんと困難な状況を、体験しそれに対応する、訓練を受けてい
ますから。
なにごとも、実体験、経験が一番です。万が一の時にあわて
ないですからね。あわてることが一番危険です。心はホットに、
頭はクールにです。
スカウト生活である程度の訓練は、受けているし、困難な状
況も、体験しています。
マッチ、ライターがなくとも、ナイフがあれば、火が起こせる
し、テントがなくとも、寝場所が作れます。
貴重な燃料を節約し、効率よく火を使うために、状況に応じ
た「かまど」もつくれます。
こんな時代に、不思議に思うかもしれませんが、実はこんな
時代だからこそ必要です。
困難な状況を体験し、乗り越えることは、生活の大きな自信
となります。
万が一の時は、家族も自分も守るのです。
何でも手に入る、世の中だからこそ、何にも手に入らない時、
身近にあるもので、臨機応変に、対応する。
その経験、知識は、財産です。
本で解っていても、実際に体験しないと、身にはつきません。
ボーイの活動も、制服を着て、堅いイメージですが、大自然
の中では、マニアルだけでなく、その場の対応、臨機応変、お
おらかさが必要です。
少なくともガチガチでは、かえって非効率です。
むろん私は、制服を着たボーイは、かっこいいと思います。
かっこいいイメージもありますよね。
おじさんの話になりますが、制服を着たボーイに、「あこがれ
た。」なんて、あとから、女の子に言われましたね。ある方と話
していて、おじさんも思い出しました。
さて、余計事は、またにして。
今の教育プログラムは、おおらかさが欠けているように、思
えます。
ボーイの場合、たいてい相手は、大自然ですから、答
えは、自分なりです。一つではありません。
解りやすく書くと、山に登る方法は一つでは、ありません。
尾根を歩く、螺旋に登る、歩く、走る、極端には、ケーブルカ
ーを使う、様々です。
その時の、天候、体力、時間等々、様々のファクター(要因)
によります。
その時の状況にあった判断が必要です。
「山に登る」の選択肢の中には、状況によっては、「今回は登
らない」の選択肢もあります。難しい勇気ある判断です。
自然は、無限の姿、答えを持っています。臨機応変、自然
との対話は、くじけない強い心を育てます。
かっこよく言えば、語らずとも、山は語るですね。しかも、大自
然相手に、慢心は危険です。肌感覚で、それが解ります。
自然を軽く見ると、本当に危険です。対応を考え、時空列的
に対応する。肌、体験で感じるその感覚です。
なにかあったらまずあわてずに、大きな声で「助けて〜!!」
と叫ぶことも大切なことです。
叫んだ事がなければ、咄嗟には、叫ぶことを躊躇してしまい
ますよね。叫んだことがあれば、即大声がでます。
あらえる経験が、子供たちの感覚を、鍛え上げ、事前に危険
を回避し、子供たちを守るサポートをします。
まさに、ボーイスカウトのモットー、「そなえよつねに」です。
スカウト活動を通じて、子供たちの、生活への自信を育て、
心に不安の少ない、強い安心を感じてもらい、「実生活を生き
抜く力を育てる。」、そのサポートをしたいと考えます。
常々、当団の団委員長、八井康夫が、野武士のような太い
低い声で、そう語っております。

(こわそうに見えるけど、子供好き八井康夫)
子供好きな団委員長の、燃える心が、子供たちの未来を少し
でもサポートできるように、「やるぞ!」と響きます。
できることを、できるように、どんどん経験、体験を積んで、楽
しく身に付けましょうね。
男の子も女の子も、マニュアルにこだわらない、料理の腕も
磨きましょう。料理ができると楽しいですよ。
野外で食べるごはんは、おいしい。ごはんが、おいしく感じら
れることは、人が生き抜く力です。人は生き物なのですから。
料理ができると、男の子も、女の子ももてますよ。特に料理の
できる男は渋い人気です。お父さん、お母さんも大喜びです。
それは、本当にボーイスカウトの活動の一部分です。体験、
経験、実践、肌感覚、これからの世界に、かえって必要なトレ
ーニングです。
ボーイスカウト熊本第25団は、「生活に密着した活動」を、
目標に活動していきます。
☆ボーイスカウト日本連盟は、文部科学省の推進する「子供
の居場所づくり」に積極的に取り組んでいます。
この事業を「地域全体で子供の成長に興味をもち携わる」こ
とができ、「おとなと子供が互いを尊敬し慈しむ場」となるよう
な、「こどももおとなも居心地のよい場所づくり」につなげられば
と考えています。
ボーイスカウトは地域・社会・国などに建設的な貢献を積極
的に行うことは奨励されますが、特定の政党及び政治団体に
は関係しません。
(参考)
バックの音楽は、茨城県:ボーイスカウト日立8団のHPを参
照させていただきました。第五回日本ジャンボリーの歌1970年
です。ありがとうございます。

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